正常位、バック・・・セックスでは基本的に男性がリードする体位が多いと思いますが、騎乗位は女性が優位になって動かなくてはいけない体位です。そのせいか、苦手に思う人も少なからずいることでしょう。
でも騎乗位ならではの良さってたくさんあるんですよ。セックスでは常に受け身になってしまうあなた、騎乗位では気持ちよくないと逃げてしまうあなた、騎乗位ではいつもと違う彼を見つけちゃうチャンスかもしれないんです!ぜひ騎乗位の魅力を知ってみて下さいね。
好き?嫌い?騎乗位は賛否が分かれる!
騎乗位は仰向けに寝転んだ男性の上に女性が跨がり挿入する体位です。一般的な体位なのでセックスで定番化しているカップルも少なくないのではないでしょうか?
かく言う筆者もセックスの際は定番化してます。正常位だと相手のペースにいっぱいいっぱいになってしまうので(それはそれで大好きですが)、自分のペースでできる騎乗位でパートナーの反応を見たり射精を我慢させて長く繋がっていたいな~と思える体位ですね。
簡単で試しやすい体位ですが男女ともに一定数騎乗位が嫌い、または苦手としている人がいます。各々の理由をまず見てみましょう!
騎乗位が好きな男性はここを見ている!
騎乗位が好きだと思う男性の多くは愛撫、正常位などでは見られない女性の裸に釘付けなんです!
男性は女性を下から見上げる状態なので、綺麗な裸を見る事が出来ます。寝転んでいる状態だと胸など肉が付いている部分が平たくなり、ちょっと不格好なんですね、それが自分の体の上で、ゆさゆさと胸が揺れていれば!通常よりフィルターが掛かって尚綺麗に見えるのかも。
また、女性が自分で動いているところが結合部まで丸見えになっているんです。気持ちよくしてくれようとしてるのか、または自分が気持ちいいように淫らになってくれているのか、どっちにしても最高に興奮しちゃいますね。
ただ気持ちがよいだけではなく、視覚的にも男性は興奮を得られる体位と言えます!
自分のペースでセックスしたい男性には不向き?
中には自分のペースでしかセックスをしたくない、射精のタイミングが選べない事が嫌だと思う人もいます。
早漏の男性だと我慢ができなくてすぐイってしまうことも・・・もっと堪能していたかったのに、と言われることもありました。気持ちよくてイってくれてるので私としては嬉しいのですが、気になる人も多いのではないでしょうか?
他には女性が慣れていない場合に多いですが激しくピストンされすぎて痛いとか、動きが足りなくて気持ちよくないこともあります。
男性は寝てるだけで気持ちいい楽な体位ではないの?と思いがちですが、少なくても40kg以上の体重を支えながらも自分の思うように動けない体制で行うセックスなので、女性もただ頑張って動くだけでなく相手の様子を見ながら動いてあげて下さいね。
女性主導の体位で彼を気持ちよくできる
してもらってばかりではなく自分からも気持ちよくしてあげたい!と思う女性にとってはフェラや騎乗位は絶好の機会なんです。フェラだとなかなか男性の感じている顔が見ることができないので、全部見えるから騎乗位が好きだと思う女性も多いことでしょう。
筆者も騎乗位が好きな理由が男性を気持ちよくできることです。好きな人が快感に顔をゆがませているのが、可愛いって思うことを騎乗位で初めて知りました笑。
中イキできる人は自分の気持ちのよい所に挿入できるので、騎乗位での絶頂も迎えやすいことでしょう。これは後でお話ししますが、自分が気持ちよくない人も練習次第で一緒に気持ちよくなれますよ!
恥ずかしいと苦手に思う人も
女性で苦手と感じる人の多くは自分から動くことが恥ずかしい、また男性に裸を隅々までみられていることを恥ずかしいと思ってしまうからです。そんな姿が見たいからと騎乗位をさせいと思うSな男性もいると思いますが、本当に嫌がったら止めてあげてくださいね。
また、恥ずかしいことの他にどう動けば良いかわからずに不安に思っている女性もいるでしょう。例えばペニスが大きい場合は正常位に比べて奥まで入るから痛みを感じやすいので、1回して苦手に思うパターンもあるでしょう。
筆者はサイズにかかわらずバックで痛みを伴うことが多いんです。これ実は膣が上向き下向きかで合う体位や動きがあるんですよ。パートナーとの練習や方法を変えて様々な体位を試してほしいです!
セックスに積極的な人ほど騎乗位は向いているかも!
相手へ快感を与えたいにしても、自分が快感を得るにしても練習が必要な体位なのでパートナー同士の協力が必要です。
お互いセックスが好きな人、好奇心旺盛で試してみたい人、パートナーの要望に応えたい人で試したことがない場合は是非おすすめの体位ですよ!
苦手を克服しよう!騎乗位やり方
初めての人も苦手な人も、まずは男性に喜んでもらえるような騎乗位の方法を身につけましょう!男性の方もぜひパートナーに教えて実践してみてはいかがでしょうか?
思っているほど騎乗位って難しいことはないんです、ポイントは挿入前の愛撫と慣れるまでは無理に動かないことです!自分も楽しみながら行うようにしましょうね。
前戯でちゃんと濡らして、ゆっくりと挿入
セックスを行う前には、しっかり前戯を行ってください。騎乗位に限らず、挿入するときに女性側が沢山感じているのとしてないのでは膣の準備具合が違うんですよ!一度絶頂するとトロトロになって気持ちいいし、お互いに感度が上がることでしょう。たくさんイチャイチャして雰囲気作りも大切ですね。
騎乗位をする直前にはペニスを扱いたり、フェラをして男性側の準備も大切です。しっかりと反応をしているほうが挿入しやすいです。ただ、イく直前まで刺激してしまうことで男性の余裕がなくなることもありますので、ほどほどにしましょう。
さて、準備ができたら寝転んだ彼の上に跨がり、ゆっくりと腰を下ろします。この時恥ずかしがらず男性に見せつけるようにゆっくり入れてあげるとなお良いかも。
最初は腰を前後に動かして慣らそう
奥まで入ってもすぐに動く必要はありません。膣の中になじむまでキスをしたりイチャイチャして気持ちを盛り上げていきましょう。
なじんできたら、まずは腰を少し前後に動かしてみましょう。最初はゆっくり、だんだんスピードを上げてみたり・・・この時はパートナーはまだ気持ちよいとまでは思わないでしょうが、女性の官能的な動きに視覚的に興奮してしまうんです。
他にも左右に動いてみたり、8の字に腰を回すのもエッチですよね。自分が気持ちよくなる動きがあれば重点的に動いてみましょう。まだ感じない場合は無理に見つけなくても大丈夫ですよ。
無理のない上下ピストン運動で彼の反応を見よう
慣れたらついに上下に動かすことでペニスを刺激しましょう。ピストン運動をする方法がいろいろありますが、最初は前屈みになって体を手で支えながら自分の腰を動かすと良いです。小さな動きでピストン運動を行うことができるので初心者におすすめの体制なんですよ!
さらに体を倒せば密着しながら上下に動くこともできます。そのままキスをしたり首に手を回して抱きしめてあげてください。男性の視線がわからなくなるので、あなたの緊張や恥ずかしさも少しは紛れるのではないでしょうか?
早く動かそうとか大きく動かそうとすることが必ずしも良いとは限りません。パートナーの反応をみたり「気持ちよい?」と聞いてみてちょうど良い動きを探しましょう!
また、男性側でも気持ちよい動きを教えてあげてください。遠慮して物足りないままでは上達できません!また感じていることが言葉にしてもらえないとわからないし、女性も不安に思ってしまうでしょう。
ドキドキさせたいなら、恥は捨てて!
積極的なあなたを見て、パートナーをドキドキさせたいのであれば恥ずかしがらずに動くこと!密着することで恥ずかしさは消えるかもしれませんが、あなたの裸が見えなくなってしまうんです。
恥ずかしさに慣れたら上体を伸ばして上下にピストン運動をしてみましょう。しゃがんでいると動きにくいので、正座をしながら上下に動く形がおすすめです。股の間に男性の体が入るかたちになるので、結合部まで全身がパートナーに丸見えになります!
おっぱいが揺れ、自分のペニスが中に入っている姿に、パートナーもくらくらしちゃうこと間違いなし!でもかなり疲れます。長くは持たないかもしれません。
後半は彼に下から突いてもらいましょう
興奮してきたら男性もいよいよ射精がしたくなるはず。ただ慣れないうちは女性の動きだけでは物足りないことも多いでしょう。そのときは男性に動くのを手伝って貰いましょう!
女性が少し前に上体を倒すことで腰が浮きますよね、そのまま腰を押さえて突き上げるようにすると動かしやすいです。または体を密着させて逆正常位のような形になれば、突いてもらうのも気持ちいいですよ。
手伝うというか、男性のペースに戻るので騎乗位の達成にはならないのでは?と思うかもしれません。でも「お互いが楽しくセックスを行えた!」ならそれで成功ですよ。テクニックはこれから磨いていきましょう!
痛いと感じたらちゃんと伝えて
男女ともにですが、興奮すると動きが大きくなってしまうことでしょう。その際に自分が痛いと思ったならしっかり伝えましょう。
我慢してしまうと後から伝えづらいことに・・・また、わからないまま続けてしまったことを相手に後悔させてしまいますよ。その場で言って直してもらえば上達にもつながります!
彼への愛撫で感度アップ
男性の中には乳首や睾丸などを触られて感じてしまう人もいます。パートナーの性感帯を知っているようなら空いている手で愛撫してあげましょう!性感帯を開発していない場合は全身をなぞるように撫でてみてくださいね、新たな場所が見つかるかも!
上半身であれば口を使って乳首を舐めたり噛んでみることもできます。キスマークをつけてみるのも手です。何時もと違う積極的な姿にパートナーはどのような反応をしてくれるでしょうか?きっとドキドキしていつもより沢山感じてくれることでしょう。
騎乗位が気持ちよくない?性感帯を開発しよう
男性を気持ちよくはできるけど、自分はまだ騎乗位でイけたことがない…かく言う私も騎乗位で中々絶頂まで気持ちよくなれたことはあまりないんです。
騎乗位は男性の反応に集中してしまうために自分への快感を二の次に考えてしまう、自分で気持ちよいところがわからない、などが主な原因です。そんなときは新たな性感帯の開発や男性からの協力で一緒に気持ちよくなれる練習をしてみましょう!
Gスポット・ボルチオの開発
俗にいう中イキに必要なのがGスポットやボルチオ(膣の奥)の開発です。有名な性感帯ですが、日々開発をしていかないとなかなか絶頂を迎えるのは難しいんです。特にボルチオは痛いと思う人も多いので、始めはGスポットの開発おすすめです!
Gスポットの場所は自分の中指をすべて膣の中に入れて、第二関節を曲げると当たる部分になります。触るとざらざらしてる部分で、最初からゾクっとするような感覚があるかもしれません。
Gスポットは強く押しても快感が得られるわけではないので、最初はゆっくりと、リズミカルにトントンと押していきだんだんスピードをあげていきましょう!パートナーに手伝ってもらい開発する方が気持ちも盛り上がるので開発スピードもあがりますよ!
一度絶頂の感覚がわかれば中イキもしやすくなるので根気よく行ってくださいね。
ちなみにGスポットの刺激で絶頂時に潮吹きをしてしまう人もいます。Gスポットの刺激で尿意を感じる方は要注意、ベッドがびしょびしょになることを覚悟してください笑
クリトリスや胸を刺激しよう
それでも中イキが難しい場合はほかの場所を刺激しましょう。
クリトリスは騎乗位中でも刺激することができちゃいます。前後に腰を動かすときに前傾姿勢のまま男性の体にクリトリスを押しつけちゃいましょう。膣の中も同時に刺激できるので気持ちいいですよ!
あとは自分の胸を揉みしだくのもおすすめです。パートナーの目線が気になるかもしれませんが、あなたが自分の上でオナニーをするように気持ちよくなっている姿はとても官能的に映っています。そんな視線にもドキドキしちゃいますね!
彼に触って貰うのも興奮しちゃうかも
視線をもらうだけでなく、直接触ってもらうのもおすすめです。と言うより、目の前に食べていい餌があったら食べますよね!触りたいですよね!女性のリードする姿も魅力的ですが、もっと頑張りたいのに、感じちゃう!と乱れる姿もとても興奮するものです。
また、女性が緊張していると愛液が少なくなり、膣が乾いてくるかも。そんな時は男性が触ってあげて快楽で解してあげてくださいね、乾いたままだと二人とも気持ちよくなんてなれませんので!
二人で騎乗位をもっと楽しもう
慣れてくるとただ騎乗位をするだけじゃなくてAVで見たような体位も試してみたくなるのがエッチな人間の性というもの。私も知った知識はどんどん人に試していきたいタイプです。もちろんパートナーとの相談の上ですけどね!
今までの説明は対面騎乗位での方法でしたが、もっと攻めた体位やプレイを試してみませんか?
対面騎乗位だけじゃない、様々な体位
騎乗位と一口に言っても、実は形で様々な名前があります。
例えば男性の上に90度の角度で挿入する一般的な騎乗位には「時雨茶臼」、男性に上半身を密着させて動くのは、「本茶臼」という名前があります。これは江戸48手と言われる体位のバリエーションをまとめたものから定義されています!聞いたことはありませんか?
その48手のなかでおすすめなのが「反り観音」と「月見茶臼」
反り観音は女性の上半身を後ろに反らせて、男性の足に手を置いて支えます。そして足をパカンとM字開脚のように開いた状態でピストン運動をします!男性の視覚的にとっってもエッチな体位です!ちなみに体が反っているのでGスポットを刺激しやすいですよ!
月見茶臼は対面騎乗位ではなく背面騎乗位のことです。バックがお好みの方にはおすすめの体位です!男性からは背中からお尻にかけてのラインから挿入部もばっちり見えるので、いつもと違う体位という感覚が強く興奮を煽ることでしょう。
Mな男性ならあなたからもっと攻めてみて
本当は女性から積極的に迫られたい、そんな願望を持った男性もいます。甘えん坊だったり、優柔不断だったり、な草食系男性でもしかしたら自分のパートナーはM気質があるかもしれない・・・と思ったならちょっと強気な態度で攻めてみましょう!
初心者でも気軽にできるのは言葉攻めです。「どんな風に気持ちよくしてほしいの?」と女性が気持ちよくしてあげている、という立場で言葉をかけてみてください!嬉しそうにするならば少しいじめてみてはどうでしょうか?「変態だね」と言われて喜ぶようならばどんどん攻めてあげてください!
イきそうになったら動くのを止めてみたり、乳首の開発をして「女の子みたいだね」といじめてみたり、癖になって女性にも新たな性癖が目覚めてしまうかもしれません笑
ちなみに、どれもハードすぎる!と恥ずかしい女性なら耳元で愛の言葉を囁くなどいかかでしょうか?いつもなら恥ずかしい言葉も勢いで伝えられるかもしれません!きっとどの男性でも喜んでくれますよ。
騎乗位の注意点
騎乗位と正常位などの他の体位に比べて一番違う点は女性が動かなくてはならない点ですよね。そのため、特に注意してほしい点が2つあります。
それは騎乗位では特にゴムを使用してセックスをしてほしい事、また長時間行うと女性は筋肉痛になりやすい事です。
男性は射精のタイミングを選べません!
常にゴムを付けてセックスを行うべきですが、つけないでそのままのほうが好きだというカップルもいるでしょう。気を付けてほしいのは騎乗位だと男性が射精しそうなタイミングを見極めることが難しいことです。また女性側で射精を的確に管理することはもっと難しいです!
イくときは言ってね、と伝えてあってもお互いにヒートアップしてしまえば必ずしも言われたタイミングでペニスが抜けるかは怪しいですよね・・・。望まない妊娠を防ぐ為にも、必ずゴムをつけてセックスを行うようにしましょう。
慣れないと筋肉痛になる可能性も
中々使用しない筋肉を使う体位なので、はじめは長時間騎乗位を行うのは難しいでしょう。前傾姿勢の騎乗位はまだましですが、反り観音や時雨茶臼などは太もも、腰、股関節にかなり負荷がかかる行為です。
日頃運動を行っていていないひとは日常では使わないような筋肉なので、筋肉痛覚悟で行ってください。また体が硬い人にはつらい姿勢もありますので、毎晩お風呂上がりのストレッチを行うなど体をほぐしておきましょう。
因みに騎乗位はセックスの中でも女性が結構カロリーを使う体位です。運動が苦手でもエッチは好き!な人にはダイエットを兼ねてもおすすめです。ただあまり体重が重すぎると男性側も大変かも?
騎乗位は相手を気持ちよくするだけじゃなく、一緒に気持ちよくなろう!
騎乗位の基本的な方法から、男性も女性も気持ちよくなるためのテクニックを紹介しました。でも一番大切なのはお互いが楽しくセックスをすることです!
あなたが気持ちよくしたいと思う気持ちと同じく、パートナーも気持ちよくなってほしいと思っているはず。なので自分だけが頑張るのではなく、お互いに合ったセックスを探していって、そのうちの一つに騎乗位があればいいなと思っています。