近年では、なかなか出会いに恵まれず、マッチングサイトやイベントに参加して婚活を行なっている人が多くいます。
そして婚活をすると、どうしても結婚相手となる人への理想や条件も高くなり、なかなか良い出会いに結び付かないなんて人もいます。
婚活をするにあたり、どのような基準で相手を決めるのが理想なのでしょうか?
この記事では、婚活で相手に求める条件上位10位などをご紹介していきます。
婚活で相手に求める条件
婚活がブームになりだしたのは2008年頃と言われており、現在では自分の理想とする条件に合った相手を探す人も多くいるでしょう。
婚活する際に、ついつい相手に求めてしまう条件はどんなものでしょうか?
まずは、婚活で相手に求める条件について、様々な観点から見ていきます。
ついつい高くなってしまう結婚条件
婚活で、特に女性が結婚相手に求める条件というのは、現実の平均よりもかなり高い数値になっているというのが現状です。
これから過ごす結婚生活を想像すればするほど、細かい条件も増えていく一方でしょう。
特にこれといった条件がない場合だとしても、婚活サイトや結婚相談所などに登録をする際に、いくつか条件を聞かれます。
その時に、理想の結婚生活をイメージして挙げていくと、思ってたよりも結婚条件が高くなってしまうことがあるようです。
自分が高望みかどうか、調べてみよう!
まず、自分が結婚相手に高望みをしているのかどうかを確認してみる必要があります。
特になかなか良い出会いに恵まれない場合は、高望みしていないかもう一度調べてみるのがおすすめです。
自分の望む条件が、現実的に考えてありえない条件になっていないかどうかを見極めるのはとても簡単です。
例えば「大手企業に勤める男性と結婚したい」、「共働きをして家事や育児を分担してくれる男性と結婚したい」、「背が高くてイケメンの男性と結婚したい」
これらどれかの1つだけでしたら現実的にありえるので高望みとは言えませんが、これら3つ全てを結婚条件にしてしまうと、それだけでハードルが上がってありえない条件になってしまいます。
自分の求める結婚相手の条件が、いいとこ取りのありえない条件になっていないかどうかを考えてみましょう。
条件に合う異性を探すのは宝くじに当たるようなもの
婚活で理想の相手を思い描いてしまうのは仕方のないことですが、100%条件に合う異性を探すのはまるで宝くじに当たるような確率だそうです。
そして現実的には、男性の年収が600万以上の人は20人に1人の5%という割合です。
それに比べて、婚活している女性で年収600万以上を求めている人は多くいます。
そこに、さらに自分好みの見た目や年齢など様々な条件まで付け加えると、理想とする条件に合う人はほとんどいなくなってしまうという計算になります。
また、たとえ条件に合う異性がいたとしても、その異性が自分を選んでくれるかどうかは分かりません。
そのため、条件に合った人に巡り会えて、さらにその相手も自分を選んでくれるというのは、まさに宝くじに当たるような確率なのです。
条件で結婚相手を探す女性に男性は嫌気が指している
実際に婚活を行っている人の割合は、女性の方が圧倒的に多く、婚活パーティーに行くと女性側が余ってしまうという事態も多くあるようです。
なぜこんな事態が起こるのでしょうか?
まず割合でいうと、女性は35歳以上にもなると婚活経験のある人が多くて、反対に同年代の男性はそもそも結婚自体に興味がなく、婚活をしたことがない人が多いのです。
そして、そもそも婚活パーティーで男性が少ない根本的な理由があります。
それは、結婚相手を条件で探す女性に対して、男性側は嫌気がさしているからです。
高年収の相手を探すより、夫婦で高年収になれるようにする方が現実的
冒頭でも簡単に説明した通り、女性が求める年収と男性の現実的な年収には大きな差があり、特に30代以上では年収の需給バランスが大きく崩れているのです。
このことから考えると、理想なのは男性1人の年収で600万以上の人ではなく、夫婦二人で共働きをして600万以上になれる人の方が、より現実的で出会いの幅も広がるでしょう。
皆さんもご存知の通り、現在の日本経済は不況が続いており、夫が1人で十分な年収を稼いで、妻が専業主婦で家を守るという昭和の結婚スタイルは難しくなっています。
このことからも、経済的に女性側が男性を100%頼ってしまうという姿勢では、婚活をしても結局条件通りのいい人に出会うのが難しいでしょう。
婚活の条件は大きく分けて2種類に分かれる
婚活には大きく分けて2種類の条件が存在します。
それぞれの条件の意味や注意ポイントなどを見ていきましょう。
スペック条件とは?
まず、スペック条件とは数字などで分けられる条件のことです。
年収、職業、身長、資産、学歴、住所など、これらを数字などで表しているので、誰にでも分かりやすく判断しやすい条件とも言えるでしょう。
スペック条件で注意したいポイント
ポイント1:項目数を増やし過ぎない
スペック条件は、相手を判断するのに1番分かりやすいのがメリットですが、注意していただきたいのはスペックの項目数です。
「スペックの項目」いわゆる条件を増やすごとに、その候補者が激減してしまうというのを覚えておきましょう。
スペックの項目にも様々あり、住所から年齢、身長、そして年収と、スペックの項目を増やすごとに、自分に合いそうな人を絞り込むことができます。
しかし、絞り込んだ結果、残る人数が減ってしまうというのは致し方ないでしょう。
そのためスペックは、項目を増やすせばいいというものではなく、優先順位をつけて絞り込んでいくのがおすすめです。
そのスペックの内容も、いきなり高いものではなく、平均より少し高いくらいのレベルで3項目程度を目安に探すのが現実的でしょう。
ポイント2:相関関係のある項目は増やして良い
スペックの中には、増やしても大丈夫な条件や、反対に同時希望しない方が良い条件もありますので、ぜひ覚えておいてください。
まず増やしても大丈夫なスペックの条件が、いわゆる相関関係のあるものです。
例えば「職業・年収・学歴・資産」
これらは相関関係のある条件の1つですので、どれか一つが条件を満たしていると、他のものも満たしているという可能性が高いのです。
ポイント3:逆の相関関係のある条件は同時希望しない
そして同時希望しない方が良い逆の相関関係のある条件の一つが、高身長と高年収・高学歴。
特に、男性は女性に比べて身長に対するコンプレックスが相当強く、学生時代に低身長で嫌な思いをした人は、勉学に励んで高年収・高学歴を獲得するパターンが多いというのも事実です。
そのため、どうしても高身長と高年収・高学歴セットの条件は、かなり低い確率になるでしょう。
そして2つ目の逆の相関関係のある条件が地方在住と高年収・高学歴です。
まず、高年収・高学歴の男性が勤めている会社は大手企業である可能性が高く、その大手企業は主に都市部に集中しています。
そのため、地方在住の女性が高学歴・高年収で男性を探すと、必然的に限定されていてしまう可能性が高いです。
それでも高学歴・高年収の男性に出会う可能性を高めたい場合は、都市部まで条件を広げるのが良いでしょう。
フワフワ条件とは?
続いてフワフワ条件について解説していきます。
ふわふわ条件とは、会う前からわかるスペック条件とは異なり、実際に会ってみなければ分からない条件のことをいいます。
そのため、順番としてはまずスペック条件で相手を絞り込み、実際会ってみてフワフワ条件で理想の相手かどうかを判断するという流れになります。
フワフワ条件で注意したいポイント
まずフワフワ条件は、先述の通り実際に会わなければわからない条件なので、少々時間と手間のかかる見極め方になります。
でも、だからといって面倒がっていては、相手を見極めるための自分の感性を磨くことができませんし、婚活で次の段階に進むこともできません。
たくさんの男性と実際に会って経験値が上がれば、会ってきた様々な男性の少しの違いも見分けることができるようになります。
フワフワ条件でいい人を見極めるためには、より多くの人と会って経験を積んだ方が良いでしょう。
婚活で上手くいくには条件の見直しが必要
婚活サイトに登録していたり、イベントに参加しているのになかなかパートナーが見つからなくて悩んでいる人も多いかと思います。
そんな人にまず必要なのは、結婚相手の条件を見直すことです。
最初のうちは条件が少なくても、時間が経つごとに焦りを感じ、知らず知らず相手に求める条件が上がってしまっている可能性があります。
まずは、現在自分が相手にどんな条件を求めているのか一つ一つ数えてみましょう。
それらの条件の中で優先順位をつけて、そこまでこだわらなくて大丈夫と思えるものは切り捨ててしまうことが大事です。
逆にどれも捨てきれないというのであれは、自分自身を磨く努力をするしかありません。
結婚相手に求める条件10位を紹介
ここからは、結婚相手に求める条件10位をご紹介していきます。
こちらは男女ともに総合的にみた順位ですが、どちらも重要視している内容を元にランクインされています。
10位:容姿や身長が自分の好みである人
10位ではありますがランクインしたのが、「容姿や身長が自分の好みである人」です。
人の見た目よりも中身を重視している人は確かに多いですが、やはり男性であれば女性の容姿や年齢、女性であれば身長などを結婚相手の条件として選んでいる人はいます。
9位:収入が安定している人
いくら結婚に夢を見ているからとはいえ、現実的に考えると「安定した収入」は外すことができない条件だと考えている女性が多いです。
幸せはお金では買えないとよく言いますが、反対に経済力がなければ心も豊かになれませんし、結果的に幸せな結婚生活をイメージするのは難しいでしょう。
8位:義親と同居を望まない人
結婚相手に求める条件で「義親と同居を望まない人」を挙げているのは、ほぼ女性が過半数を占めていました。
家庭によっては様々ですが、やはり結婚相手に義親との同居を望んでいる男性は少なからず存在します。
また、夫婦喧嘩の多くの原因が、同居中の義親であることが多かったという調査結果もあるようです。
7位:趣味があう人
男女問わず、何かしら趣味を持っている人も多くいるかと思います。
そのため、結婚相手に求める条件として、まずはお互いの信頼を築くために趣味が合う人を選ぶ人も多いようです。
結婚する前にデートを楽しむ機会が多いかと思いますが、その時に趣味が合っていると話も盛り上がりますし、この人となら結婚してもいいと思えるきっかけにもなります。
6位:出産に前向きな人
こちらは男女ともにランクインされていた条件ですが、将来のことを考えて出産に前向きな人を求めている人が多くいました。
ただし、最近は男女関係なく子供はいらないという価値観の人も多くいますので、この辺の価値観が合う人を重点的に探している人も多いでしょう。
5位:行動力がある人
行動力がある人というのは、仕事や物事に対して向上心があり、着実に結果を残しています。
そのような人は仕事場でも尊敬されますし、配偶者から見ても尊敬できて頼りがいのある相手になるでしょう。
そのような理由から、「行動力がある人」という条件は特に女性が男性に求めている傾向が多かったです。
4位:浮気をしない人
こちらは当然の内容ですが、結婚相手に求める条件で「浮気をしない人」もランクインしていました。
まず、浮気をするということ自体が誠実な行動ではありませんし、家族との間に亀裂が生じてしまいます。
また、子供ができてから浮気が発覚してしまえば、配偶者だけでなく子供の心にまで傷を負わせてしまうことになります。
そのため、浮気をしない誠実な人を結婚条件にしている人が多いのです。
3位:体が健康体である
毎日元気に仕事や家事をしたり、出産・育児ができるのは、健康な体があるからこそです。
病気がちで、よく仕事を休んだり入院をしてしまったりすると、出費もかさみますし仕事も長く続きません。
安定した生活を送るためには、まず体が健康であることが重要ですので、健康体であることを結婚相手の条件としている人は多いようです。
2位:優しい人
結婚相手に求める条件2位に輝いたのが、「優しい人」です。
例えば、優しさは相手が体調不良になったときの反応や、デート中のちょっとした気遣いなどで判断できます。
相手を思いやる気持ちをきちんと持っていれば、お互いに心地の良い関係を築き上げることができますし、無駄に喧嘩をすることも少なくなるでしょう。
1位:価値観が合う人
結婚相手に求める条件で1位に選ばれたのが、「価値観が合う人」でした。
理由として、長年連れ添うにはやはり価値観の合っている相手の方が、居心地良く過ごせるからです。
趣味や笑いのツボなど、何かを一緒にしたり評価をするときに、その基準や考え方が似ている人の方が一緒にいて楽しいですし、将来のことを前向きに考えられるという意見が多いようです。
結婚相手の条件は欲張らない方が良い
婚活で相手に求める条件についてご紹介してきました。
婚活の期間が長ければ長いほど、焦るあまり徐々に相手の条件が高くなってしまいますが、しっかり条件を見直して相手にだけ色々と求め過ぎないのが1番良い方法です。
結婚条件を見直す際は優先順位を考えて、どうしても外せない条件がある場合は自分をしっかりと磨き、相手につり合う人になれるように努力しましょう。